飼っているのではない、飼われているのだ。
残暑お見舞い申し上げます。
こんにちは。
暑い日が続いた夏、猫たちは窓に射し込む陽射しをモフモフの体でたくさん吸収していました。
こんなにあっちぃのに・・・
黒猫のそんな姿を見ると、熱を集めすぎて消えて無くなってしまうんじゃないかと心配して、日陰に転がしてみるものの、すっくと立ち上がり再び太陽を浴びる始末。
飼い主視点では体毛いっぱいの体を見ると暑苦しく感じて、猫が暑い国の動物であることを忘れてしまいます。
元祖の猫は砂漠の出らしいし。
そんなどうでも良さそうな事を考えながらゴロゴロしていらっしゃる猫さんたちのためにカリカリご飯をカラカラと入れていたんですけれども、
そこで「はっ!」としたんですよ。
私たち人間はペットを飼っていると勘違いしてるのではないか?
と。
私たち人間は毎日朝から働きに出、一日中せっせとお金を稼ぐわけで。
その間の猫たちといったら、夜行性もいいとこ朝は眠そうにゴロゴロと・・・
ちょいと起きて、餌を喰らい、またゴロゴロと・・・
昼飯も済んだことだし何をしようか?とゴロゴロしながら考え、窓際に座ってみたりして。
あ、鳥だ。威嚇してみよう。ああ、逃げられた。
(ちなみに僕はアパートの4階に住んでいます。)
鳥に逃げられちまったなぁ。下界でも眺めるとしよう。
おうおう、今日も人間さんは歩いてるな。暇だな、寝るか。
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きっとこんな1日を過ごしているんだろう。
仕事が終われば家に帰り、玄関で眠そうにあくびをしながら座って出迎えてくれる猫に(出迎えてくれるだけマシか。。)
「ただいま〜!おお猫ちゃん!帰ってきまちたよ〜!もふもふ!」と。
ニャーニャー
「おお、そうかい。お腹が空いているのかい。」
「ほれお食べ」
と餌をやりますわな。
猫はぽりぽり食いますな。
腹一杯。今日もご苦労。じゃあ寝るね。
とまたゴロゴロする猫。猫。猫。
しかし、飼い主な僕はそれを眺めて癒されるんですよね。
猫のトイレを掃除し、ブラッシングをし、餌をやり。
たまにこういう人がいます。
「猫が私たちに与えてくれる癒し、恩恵はすごいです。」と。
その通りだと思いますよ。可愛いし、触り心地も良いし、超癒し。
しかしご覧の通り、猫は貴族さながらな暮らし。
私たち飼い主はせっせと働き、まるで奴隷。
猫を眺めてると色々気づいちゃいますね。
搾取する側と、搾取される側。
猫のその手腕たるものおそるべし。
自然と搾取する側に居座っちゃえるその器量が僕は羨ましいです。