三匹の猫

生まれた時から猫と暮らす筆者が送る猫ばか日記。

信じる者は救われる〜猫の心〜

ストレスが蔓延している現代社会においては、「癒し」というキーワードが、なかなかニーズのある事のように思えてくるのだが、その「癒し」っちゅうもんは猫からたんまりいただける事をご存知であろうか?

 

 

それをいくつかを例を挙げてみようかとおもう。

 

一つ、見るだけの癒し。

 

人は眼から情報をキャッチし、その信号を脳に送るわけですが、この視覚の情報というのは脳や心に物凄い影響がある事は周知の通り。

 

テレビなんぞが良い例で、ドラマなんか見ている人たちは、その物語が「あたかも実際に有る」と錯覚し擬似体験をする。

 

するとその物語がフィクションであろうがノンフィクションであろうが、お構いなしに「心配事」を抱えるようになる。

 

「ドラマチック」という言葉通り、ドラマチックな展開をテレビで放映し、娯楽として楽しむ物なのにそれは、

 

「実際に起こっている事」と勘違いさせてしまう力がある。

 

テレビもそうだが、視覚の情報はそれくらいに大きな影響力で作用する。

 

そこから得た情報は、アドレナリンだのセロトニンだのといった「感情ホルモン」が分泌される。

感情ホルモンの作用で興奮したりだとか、ほっこりしたりとなるのだ。

 

何が言いたいかというと「見るだけの癒やされる」というのはこれ(の事だと言いたいだけである)。

 

幸せホルモンというのが少なからず分泌される。

そのホルモンの種類については、各々でググって貰えると助かる。

わかりにくかったらそのうちまとめる。

 

僕は仕事から帰ってくると、出迎えてくれる猫を抱き上げ、モフモフの毛を撫でる。

飼えば、更に幸せホルモンが出てくる。胸のあたりがポワーンとする。

 

涙が出そうな、だけども幸せな感情がポワーンと。

 

ブルーハーツの情熱の薔薇にてヒロト氏は

「涙はそこからやってくる。心のずーっと奥の方。」

と歌う。

 

そう、その辺からムズムズっとやってくる。

 

それを毎日繰り返せば、それはずっと続く

 

冒頭に「ストレスの蔓延」と言った通り、今の世の中、これくらいの癒しではまだまだ癒されないくらいに根深い問題である事はわかっている。

 

だから、たかが猫を見て抱くだけで何が解決するんだ!?と嘆く声が沢山聞こえるのだ。

 

しかしここで、一つシンプルな考え方で実践してみたらいいと思うことがある。

 

皆、幸せになりたいと思っているだろうが、その事についてを簡単に言えば、「毎日の幸せの積み重ね」が未来の幸せに繋がる。

 

という考えを元に生活していただきたい。

色々と端折ってしまっているが、端折った部分は後に説明することにする。

 

僕はこの考え方を実践しており、猫が毎日の「幸福」を気づかせてくれる存在になっている。

 

いくつか猫の癒しを紹介しようと思ったのだが、一つ目の「見る癒し」にもう少し付け加えて、その他の癒しについてはまた次回にしようと思う。

 

動物というのはとても敏感で、特に猫というのは臆病であるという気質も加わって、常に警戒網を張り巡らせている。

 

野生においては敵が来れば逃げなければならないし、もしくは応戦するという暮らしぶりが常なのだから、第六感というのは非常に重要で、かつどの動物にもきちんと備わっている。

 

さて、世界中に植林をするため歩き回っていたイギリス人がいる。

今はもう老爺(にも関わらずたぶんめちゃくちゃ元気)だが、歩いて旅をして地球に植林をしていた若かりし日の彼は、死も覚悟するような危険な目にも遭っていたみたい。

 

山道を行けば熊にも出会うのは当たり前で。

彼は熊にも当然遭遇している。

 

驚き、怖くなりはしたものの、ある種の諦めの境地に至ったらしく、

 

彼が熊に出くわした時にとった行動は、

 

白旗を挙げて(実際挙げたら刻み殺されますが)大自然の一部になりきる。というものだった。

 

彼は心の底というより真に自然になりきった。

 

それが、敵意が無いこと表明する唯一の方法だった。

 

精神を一生懸命になだめて、ジッと何にも反応をせずにしたら、熊は何事もなかったかのように歩いて去ったらしい。

 

本当かどうかを知る術は本人に直接聞くしかないのだが、その経緯が書かれた本が出版されているので読んでみたら良いと思う。

 

しかし、もしそこで驚き慌てふためいていたら切り刻まれている事は誰にでもわかること。

 

動物というのは「感情」というエネルギーの反射に非常に敏感なのである。(人間も本来備わっているはずなのでいつか書いてみようと思う。)

 

野生でなくとも、動物というのは非常に敏感だから、あなたの飼っている猫も敏感なのである。

 

僕が悲しい時、寂しい時、苦しい時には猫は必ず僕にすり寄り、それから寄り添うように腰を落ち着け目を閉じる。

 

これがどれ程の心の支えになるかは、実際に体験してみると良い。

 

幸せホルモンやエネルギーが周辺を取り込んでくるよ!