三匹の猫

生まれた時から猫と暮らす筆者が送る猫ばか日記。

癒す力

例えば、猫のゴロゴロ鳴る喉。甘える時によく鳴らすのだが、実はあれはすごい力を秘めているようだ。

 

聞いた話によれば、治癒するらしい。治癒というのは文字通りの事で、怪我の治癒力を増加させるとか、といった事。

 

本当かどうかは知らないが、耳を近づけて聞いていると、どうも落ち着く。

 

母子の間では、それが意志の疎通となり、子猫を安心させるようで、それはつまり、安心しなさいとか、安心してるよというサインに違いない。

 

所謂、愛情表現である事は間違いないだろう。

 

愛情表現という事は、幸せを伝えようとしていいる事だと思うがいかがだろうか?

 

私は今幸せであるから、お前も安心して幸せでいなさい。

 

 

ここで少し踏み込んだ話をすると、前回の記事で、幸せホルモンや興奮を促すホルモン等が脳から分泌される事を言ったのだが、このホルモン(幸せホルモン、セロトニン)が出ると人は幸せな感情が沸き起こり、ほんわかとする。

 

そして、もう一つ、何かが発生する時というのは「エネルギー」が発せられるのはわかるだろうか?

 

「幸せ」と感じる時、自身の身体の内部にはもちろん、幸せなエネルギーが発生している。

それは表情や体温に現れる。

 

エネルギーというのはそこに留まらず体外へと流れて、またどこかに伝播する。

 

エネルギーは笑顔を作り、その笑顔は隣人に伝播する。

 

もし、意図的にそれをやろうとすると、実はいとも簡単に伝播することができる。

 

例えば、相手に大いに笑われてしまうと、こちらも笑わざるを得ないはずだ。

 

もしも一緒にいる人がネガティブな感情を発して空気が悪くなったら、幸せな気分を思い出し、そのエネルギーを外に、空間を取り囲むように意識すると、ネガティブは中和される。

 

エネルギーとはこういう事であり、コントロールも可能なのだ。

 

ここまで聞くと、ただのイカレタブットンダ話にしか聞こえないだろうが、この世界は実はそのようにできているのが真理である。

 

それを踏まえて考えてみると、猫のゴロゴロというのは、「幸せの発信」である。

 

しかしなぜ、現代人はそれを素直に感じる事ができないのかというと、常日頃、万人は頭の中で余計な考えを沢山持つからにすぎない。

 

もしも、猫の癒す力を信じる事ができるなら信じた方が良いと思うのは僕だけだろうか?

 

僕の考えを言うなれば、わざわざあなたの身近にある幸せを否定するなら、あなたはきっとドが付くほどのM体質なんだろうなと無理矢理納得して関わりを断ち切る。

 

愛する猫に寄り添ってみると、必ず喉を鳴らす。こちらの愛情にきちんと応えてくれているわけであるのだが、それをこちらが受け取るには、無用に湧き出る心配事や明日の事、はたまた今日怒られた事を全て消し去る必要がある。

 

嘘おっしゃいと言う方もいるでしょうが、猫達は事実そうやってお互いを癒し合っている。

 

猫の腹に顔を埋め、そのまま寝る事ができれば翌朝は少し軽い身体になっているだろう。